こころのことば:東京・町田 水子供養と祈祷のお寺 鶴川地蔵尊 地蔵堂
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こころのことば【第九回】
私たちの身近な仏教用語
私たちの身近な会話の中で普段何気なく使っている言葉には仏教からきている言葉がたくさんあります。
言葉の意味を深く理解することで、改めて言葉の大切さに気付くことと思います。毎日自分らしくあり、そして明るく笑顔で過ごせますことを願っております。
初心(しょしん) 「初心忘るべからず」「初心者」などと言われますように、初めに思い立った心や世の中に慣れない、うぶな心・習い始めの段階を言います。

初発心(しょほっしん)の略で、仏道に入門を志した出家者や未熟ながら仏のこころに目覚めた初期段階のことです。

身分が高くなったり経験が豊富になるほど忘れてしまいがちな、うぶな心。
子供の頃や夢に向かって走っていた頃の自分を思い出したり、若かりし時の辛く厳しかった苦労などを思い出すことも大切ですね。

純粋で素直な気持ちと習い始めの頃の自分を忘れずに、仏さまのような広くあたたかな心を大きくしていきましょう。
 
 
不思議(ふしぎ) 「不思議な世界」「不思議な出来事」など不思議という言葉はよく使われます。

不思議とは、不可思議(ふかしぎ)の略で、私たちには思いめぐらすことも言葉に表わすこともできない、広く人智の及ぶことのない常識を超えた事柄で、仏さまの偉大な智慧や功徳(くどく)を強調するものです。

摩訶不思議(まかふしぎ)は不思議のスケールを非常に大きくしたものになります。

世の中は不思議なことが多く、科学や常識では理解できないことが本当に沢山あります。
あなたは仏さまの不思議を体験しましたか。
お寺にお参りに行って心静かにしていると摩訶不思議なことに出会えるかもしれませんよ。
 
 
億劫(おっくう) とても面倒なときによく使われますよね。
仏教では億劫(おっこう・おくこう)と読み、極めて長いほとんど無限の時間のことをいい、百千万億劫(ひゃくせんまんおくこう)の略です。

ちなみに(100×1000×1万×1億)の長い時間なのです。
あまりの時間の長さに気が進まず耐えられないという意味で一般に使われるようになりました。

私たちは生身の人間です。楽しいことばかりではありません。嫌になることは沢山あります。
億劫になってしまうことくらいありますよね。
 
 
三昧(さんまい) 物事に没頭しているときに「三昧にふける」といいますね。「贅沢三昧」とか「読書三昧」など使われています。

三昧とは、インド語のサマーディの音写で心を一つの対象に集中させ、心の動揺を静め堅固にして安定させた瞑想の境地をいいます。
三昧は仏教でとても重要な修行となっています

好きなことや趣味に何もかも忘れて熱中することは、とても良いことですね。
仕事や生活で溜まったストレスを取って心を癒し、明日への活力を養いましょう。
 
 
根性(こんじょう) 「根性のある人」とか「根性をたたき直す」とかいいますよね。
一般には、困難にもくじけない強い性質・その人の根本的な性質といわれております。

根性とは、仏道の教えを受ける者の素質・能力・性質をいい、<根>は、見たり・聞いたり・嗅いだり・味わったり・触れたり・心で感じたりと六種の器官の意味も含まれています。

意志が強く自分を磨こうと努力する人を上根(じょうこん)といい、その逆の人を下根(げこん)といいいます。
ほどほどの人は中根(ちゅうこん)といわれております。

いざという時には逃げ腰にならず強い自分が出せるように、根本にある本当の自分を大きくしていきましょう。
鶴川地蔵尊 地蔵堂 堂主
合掌